2013年4月17日水曜日

ハロゲートのナイトライフ

ハロゲートはオシャレで高級感があって、中高年層に人気がある。

その一方、娯楽施設が少なく、夜遊びを楽しみたい若者にとっては少し退屈な街ではないかというのが私の日本の友人たちの疑問である。
そんなことはない!というのが私の答えである。

確かに、街は小さく、夕方の6時以降は街の中心部も閑散としている。
しかし、街にはパブやバーなどが立ち並び、クラブなどで夜更かしをすることも普通である。


 今回はハロゲートの若者の夜遊びの定番コースを紹介する。
 まず、夕ご飯を済ませてから集合し、最初にパブを何軒かハシゴする。
イギリスではどこに行っても日本の居酒屋くらい、またはそれ以上にパブが充実している。
値段も、ビールやカクテルを飲むだけなので、一件2パイントのビールで5ポンド(750円程度)程度(※ロンドンは1.5倍ほどかかる)で済む。何件かまわっても、日本の居酒屋のはしごと比べかなり格安である。

ここで気を付けなければいけないのは、自分だけでビールを頼むのではなく、友人たちのビールも一緒に頼み、支払いまでするのが常識だということだ。
一軒目で自分が払えば、二三軒目は友人たちが払うというように、厳密ではないが結局はみんなが平等に払うようになっている。

変に、自分の分のお金を払おうとすると、かなり空気の読めない人になってしまう。

何軒かパブをハシゴして、アルコールも効いてきたところで、次は、ダンスクラブへ向かう。この時点で日付が変わるころである。
ハロゲートには、レボリューションやモコ、リハブやバイパルームなど、ダンスクラブが多く存在する。
日本にいた頃は、ダンスクラブというと少しやんちゃなイメージがあったり、ハードルが高かったりするが、イギリスでは、みんなクラブに行く。日本でいうカラオケに行くような感覚である。
普段は凄くおとなしく、人見知りな人でも、クラブに行って踊り狂う。

ハロゲートはロンドンなどの大都市と比べて
コミュニティーが狭く、皆がどこかでつながっている。
そのためクラブでは多くの知り合いができる。そのあとも付き合うような友人や恋人から、クラブ仲間のような浅い友人まで、とにかくクラブで人脈が広がっていくのである。
これが、ハロゲートのクラブの一番の醍醐味であるし、小さな街の大きな利点であると思う。

お酒の力もあり、クラブではみなとてもフレンドリーである。
ちなみにお酒の飲み過ぎで泥酔すると、警備員につまみ出されるので要注意。

クラブで朝方まで踊り明かした後は、バンビーノスというファーストフードでピザを買ってそれを食べながら家路につく。

このパブ(×3くらい)→ダンスクラブ→ピザ という流れが定番ルート。
最も自分の経験に基づいているので、一つの例としてとらえてください。

とにかく、ハロゲートの夜は出会いにあふれ、とても魅力的です。
特に若者のみなさんはぜひハロゲートに来て、小さな街ならではのフレンドリーな出会いを楽しんでみませんか?


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