16世紀にWilliam Slingsby によって鉱泉が見つけられて以来この町は「Harogate spa water 」ハロゲートウォーターとともにその発展の歴史を歩んできました。
その礎があって、鉱泉の発見以前はただの小さな村にすぎなかったハロゲートが現在の魅力的な姿に変化を遂げることができたといえるでしょう。
ハロゲートの水は鉄分などに優れ、病気やけがなどに効果があるとされていたため、療養のために多くの人が街を訪れたとのことです。
日本の温泉とも似たものがありますね。
古くはその水をオーストラリアにまで輸出するなど、イギリス国内外でハロゲートの温泉水は高い評価を誇り、そのブランドは現在も健在です。
ハロゲートに住む英国人の友人の一人は、中東系の航空会社でドバイに行った際、機内でハロゲートの水が出てきて驚いたという話をしてくれました。
カフェとしてイギリスではおなじみのCafe Neroは、ハロゲートの水を使って自社ブランドの水を販売しているそうです。Cafe Nero
19世紀には、Royal Baths という大きなリラクゼーション施設ができるなど、第二次世界大戦の終了後に鉱泉水によるケア&リラクゼーション業界が衰退するまでに、多くの政治家・芸術家・文豪などがこの町を訪れました。
現在はRoyal BathsはTurkish Baths&Health Spaホームページ として営業再開し、多くの観光客や地元の人を癒し続けています。
かつての立派な建築物はそのままで建っており、Turkish Baths&Health Spa のほか、中華料理レストランとパブ、クラブなどが入った複合施設に姿を変えています。
とりあえず建物は再利用して中身だけ変えてしまうというイギリスの得意技。
なかなか日本ではないですよね。
そしてそこをレストランにしちゃう中国の人はやっぱすごいなー
あの積極性は大きな武器だなーなどと、建物を見ながらどうでもいいこと考えてました。
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