天気は少し寒かったですが、
「天気に合わせた服装で行けば全然問題ないよ。」
というイギリス人の友人の頼もしいアドバイスを胸に、バスに1時間半ほど揺られながらスキプトンへ向かいました。
今年の三月にハロゲートからスキプトンへの平日のバス路線が廃止になり、現在は土日祝日のみ直行バスが走っています。(バスナンバー883/Malham 行き)
このバスはヨークから出ており、ハロゲートを経由してスキプトンまでの道中、Otley とIlkleyという街にも停車します。
バスには、Malham方面へトレッキングに向かう人々がたくさん乗ってきました。
ちなみにMalhamとは、ヨークシャーデール国定公園の中に位置するトレッキングの名所です。
みなさん年輩の方々でしたがとてもエネルギッシュで、自分もこうなりたいななどと考えながら会話を聞いていました!
スキプトンは中世都市として栄えた歴史を持ち、現在も古城が立派に建っていて、街のシンボルとして多くの観光客を魅了し続けています。
城の見学には日本語のガイドもあるので、ぜひ行ってみてください。
Skipton castle
そんな古都スキプトンを散策するのもよいですが、今回はヨークシャーならではの体験をしたいと思って、蒸気機関車に乗って、遺跡のあるBolton Abbey に向かい、田舎の風景を満喫することにしました。
蒸気機関車はスキプトンから歩いて30分ほどのEmbsay駅からBolton Abbey駅まで運行されています。現在は火・土・日のみですが、夏季の繁盛期には毎日運行されます。
Steam Railways
まずは、バスターミナルから街の中心部を通り、スキンプトン城の方向に向かいます。
途中には運河が流れていて、小舟で運河を探索することもできます。
スキプトンの城の裏手には、散歩ができる遊歩道があり、自然を楽しみながら、また違った角度から城を見ることができました。
さらに先に進み、自然を満喫していると、道に迷いました(笑)
それにしても落ち着く場所でした。
幸い散歩中の老夫婦が親切に道を教えてくれ、なんとか本来の道に戻ることができました。
Embsay駅までの道のりは、本当にヨークシャーという感じのかわいらしい道と羊たちに囲まれて、あっという間に30分は過ぎてしまいます。
駅が近づいてきたとき、遠くから汽笛の音とともに蒸気機関車が姿を現しました。
やはり迫力が違います!
そしてEmbasay駅に着きました。
駅にはお土産コーナーもあり、たくさんのトーマスグッズが売ってありました。
機関車トーマスはイギリス発だということを、この時初めて知りました!
ちなみにこの蒸気機関車は、整備から運行までほとんどがボランティアと寄付によってまかなわれいます。
イギリスでは、捨てられたペットたちの保護施設バタシーハウスなどもすべて寄付によって運営されていますし、寄付によって成り立っているNPOなどの団体も多く存在していています。
イギリスのチャリティー文化の発展は、本当に凄いの一言です。
車内にはバーもあって、ティーやコーヒー、地ビールなどを飲みながら、蒸気機関車の旅を楽しむことができます!
いよいよ出発進行!
蒸気ピストンの音と、多くの煙が旅の雰囲気を盛り上げます。
目的地のBolton Abbey駅までは、20分程度で到着します。
駅からはBolton Abbey遺跡までは、牧草地の真ん中に作られた遊歩道を使って向かいます。
遊歩道の入り口にはこの看板。
「子持ちの牛たちは攻撃的な場合があるので、注意!!!」
少し怖気づきながらも、ドキドキの冒険に出ました。
※後半に続く
0 件のコメント:
コメントを投稿