2013年9月19日木曜日

ハロゲートのレストラン


ハロゲートの夏は終わりを告げ、冷たい風が吹き付ける季節になりました。

僕のイギリス生活も残すところあと3か月です。

 ところでハロゲートには、おしゃれでおいしいレストランがたくさんあります。

今回は、ハロゲートで僕が訪れたそんなレストランたちを紹介したいと思います。
(どこにでもあるようなチェーンの店等は省いています。)

 

Orchid アジア料理 £25

2550でタイ・インドネシア・香港・マレーシアなどアジア各国の料理を楽しめる。

ワインやカクテル、ウイスキーなど飲み物の種類も豊富。

※ブログ参照


 

Graveley`s イギリス料理 £15

ハロゲートで一番人気のシーフードレストラン。

定番メニューのHaddock&Chips をはじめ、豊富なイギリスの海の幸を堪能できる。

陽気でフレンドリーなフタッフたちと一緒に、楽しいひと時を過ごせる。 
珍しいワインなど料理に合わせて、様々な味覚を楽しめる。(特に白ワイン)

 


Timberlakes フランス料理 £25

高級なブティックやアクセサリーが並ぶ通りにひっそりとたたずむ隠れ家的レストラン。

席数は10席に満たず、閉店日も多いため、入ること自体にまず苦労する。

敏腕のシェフが作る料理はどれも絶品。ステーキやチキンに、イケメンのウエイターおすすめの赤ワインを合わせていただくとおいしさも倍増。


 


SASSO イタリア料理 £15

駅から数分の立地の良さに加え、クラシックな内装がディナーの雰囲気を盛り上げる。

色鮮やかな盛り付けと繊細な味付けが、チェーンのイタリアンとは一味違った料理を作り出す。

ランチや19時までのEarly Bird Menu2 course で£8.95~とかなりお得。


 

WilliamVictoria イギリス料理 30
http://www.williamandvictoria.com/

ハロゲートで最も人気のあるレストランの一つ、要予約。

豊富なワインのラインナップと牛肉のフィレステーキが定番コース。
 
レストランの一階にはワインバーがあり、レストランと同じクオリティの料理をリーズナブルに味わえる。

Kaiten
 日本料理 £25

ハロゲートで唯一のまともなお寿司のレストラン。日本人のもとで修業した中国人シェフがおいしいお寿司を握る。

おすすめは、巻き物と味噌汁。巻物は握りよりも安く2倍以上のボリューム。味噌汁は素朴な味で、とても日本に一般的な味噌汁に近い。サーモンもおいしい。

日本酒や焼酎も豊富に揃っている。(飲み方はこちらから的確な要望をしないと全て熱燗になる。)


 

Jinnah インド料理 £15
http://www.jinnahs.co.uk/harrogate/

ハロゲートの代表的なインド料理のレストラン。インド人の人たちが好んで行くところでもあり、本格的なインドカレーを中心としたインド料理が楽しめる。

ビュッフェ形式のお得なセットメニューがおすすめ!


 

Imperial 中華料理 £10~
http://take-a-way.co.uk/menu/4359/imperial-harrogate/

イギリスではなかなか出会えない、安かろう旨かろうを実現するのがここ。

食べ放題やお持ち帰りもあり、使い勝手抜群。
 


 

こちらでは、Early birdメニューといって、ディナータイムの早い時間に行くとリーズナブルなセットメニューを提供しているレストランがたくさんあるので要チェック。
 
ハロゲートにお越しの際はぜひこれらのレストランを訪れてみてください。

2013年9月4日水曜日

Fountains Abbey

投稿を誤って削除してしまったため、再度アップします。

ハロゲートは真夏に関わらず、相変わらず涼しい日和です。

私自身は先週、CAEというケンブリッジ英検を受験しました。

その勉強のためとインターネットの調子が悪いのとで、ブログの更新が遅くなってしまいました。

 

さて、夏の観光シーズンに入り、ハロゲートの街中でもたくさんの観光客を見かけます
そんな中、働いているレストランに、日本でこのブログを見てやってきたという日本人の女性とその旦那さんがいらっしゃいました!

あいにく僕は休日で、お会いすることができなかったのですが、お手紙を残していってくださいました。

 

この場を借りてお礼の言葉を残したいと思います。

お手紙、全部読ませていただきました!本当にありがとうございます。

 

こういう機会があると、嬉しいのとともに、もっといろんな面で頑張ろうと身が引き締まります!

 

そんなわけで今回は、世界遺産にも登録されているFountains Abbey に行ってきました。
Fountains Abbey

 

Fountains Abbeyは、12世紀に建てられた修道院で、現在は廃墟と化していますが、保存状態の良さとその規模の大きさから、ハロゲート周辺でとても人気のある観光スポットになっています。

 

この修道院はハロゲートから北へ4マイルほど行った町、リッポン(Ripon)の郊外に位置していて、ハロゲートからは車では20分程度、36番のバスでも1時間以内で向かうことができます。(リッポンからは徒歩かタクシーがおすすめ)

 


僕は車を持っていないので、もちろんバスで向かいます。

ハロゲートを出てすぐ、あいにくの渋滞。


この辺の道路は基本片側一車線で、歩道も狭いところが多いので自転車の人は大変だなといつも思います。

 

ちなみにバスではWifiが無料で使え、内装もハロゲートのバスらしくとても上品です。

革製のシート。


 

車窓には、ヨークシャーの田舎の広大な風景が姿を現します。


 

もう一つの観光スポット、Ripley Castleを経由して、30分弱でRiponの街中に入りました。


Riponはハロゲートほどの規模ではないものの、まとまっていて、運河もあってかわいい街だなという印象でした。

 


そこからタクシーを利用して、運転手の凄くなまったヨークシャー英語を、よくわからないなーと思いながら聞いていると、10分ほどでFountains Abbeyに着きました。

 

のどが渇いたので、地元のジンジャ-ビールとローズレモネードで一服。


 

施設の入口から、修道院までは自然豊かな森や緑の遊歩道を歩いて向かいます。
 


 

こんなかわいい鳥たちもお出迎えしてくれます。




そして、修道院へ


近くで見ると圧巻!

周囲には広大な芝生や河原が広がっていて、ピクニックをするにはもってこい。

 

 

 

内部は約1000年も前に作られたとは思えないような精密な作りになっていました。

 
 
 


修道院長のお部屋からパシャリ。

 


そのスケールの大きさと、迫力に圧倒されました。

 


遠い昔の修道院の若者たちもこの小川のせせらぎに癒されていたんだろうと思うと、なにか神秘的なものを感じます。

 


その後は、修道院に隣接している自然公園内を散歩。

 
 


この自然公園は動物園を兼ねているかと思うような、「自然な」動物たちとの出会いが楽しめます。

湖のほとりのガチョウたちに囲まれた白鳥さん。


 

シカの群れ。

 


1時間ほどの自然と歴史あふれる散歩道で、身も心もリフレッシュできました。

 


歴史と自然の調和。それがこの場所の一番の魅力だと個人的には感じました。


みなさんもぜひ訪れてみてください。

 

 

 

2013年9月2日月曜日

イギリスで野球??


イギリスのスポーツと言えばやっぱりサッカー、ラグビー、テニスなどが有名ですが、野球もひそかにプレーされているということはあまり知られていません。

イギリスにはちゃんとした野球連盟が存在し、リーグもプロレベルからアマチュアまで整備されています。
British Baseball Federation

ちなみに数十年前には、野球ブームも存在したそうです。

前回のWBCの予選にもイギリスは参加しています。

 


ところで、イギリスと言えばクリケットが有名です。このスポーツは日本ではなじみが薄いですが実は世界中でプレーされていて、野球のもとになったとも言われるほど、野球と似ている面も多くあります。


違いは、クリケットと野球では攻撃と守備が逆であるということです。

(クリケットでは、ボールを持っているチームが攻撃側)

 

クリケットは一つの対戦で5日間必死に戦って、引き分け決着という事が大いに起こり得るな驚くべきスポーツだというのが僕の印象です。

 

イギリスの子供たちが幼い時に学校でプレーするのがRounders(ラウンダーズ) というスポーツです。


これは、クリケットより野球に近いように思えます。


野球を知らないイギリス人に野球のことを説明すると、よく「ラウンダーズ?」という問いが返ってきます。


 

野球文化が急速に広まり力をつけているオランダ・イタリア・ドイツなどと比べて、国自体の実力はまだまだ発展途上ですが、野球を広めようと活動をしている人々がたくさんいることは確かです。

そのことを、自分自身のHarrogate Tigers での経験から学びました。

 

僕はこのチームに5月から所属していて、イギリスでの野球を楽しんでいます。
Harrogate Tigers ホームページ
  

タイガースの所属する、AAノースイングランドリーグには7つのチームがあり、4月から8月までシーズンを戦います。


僕自身もチームと一緒に、Manchester, Hull, Newcastle などいろんな場所に遠征しました。
 


 

試合後定番のパブでの一杯は、至福の時間でした。

 


チームのメンバーにはイギリス人とアメリカ人の他に、カナダ人とイタリア人もいます。

日本人は現在僕一人ですが、一時帰国しているリーズ大学の学生が一人と、ハロゲートに語学留学に来ていた大学の後輩も一時期一緒にプレーしていました。

 
僕自身を含め、日本人3人はみな野球経験者だったのでチームメイトはみな、日本人=野球上手というイメージを持っています。

 


監督のデイビットはとても熱心な人で、月に一回市民に野球のこと知ってもらおうと野球大会を開いたり、地元のラジオや新聞にチームの宣伝やスポンサーの要望をしたりと、イギリスでの野球の普及にかなり尽力しています。
 


 

 
そんなタイガースはリーグ戦の結果2位に入り、昨日プレーオフを戦いました。

 

このプレーオフに勝てば、来週末ロンドンで南部チームとのイングランドナンバーワンをかけた決勝トーナメントに進むことができます。

 

僕自身はロンドン遠征に帯同することができないので、この試合がこのチームでの最終試合、イギリスでの最後の「野球」になります。

 

相手は一つ上のレベルのリーグAAAのチーム、Leicester BlueSoxです。

 

こちらでは日本のような、野球専用の球場がないので、フェンスの設置、バックネットの設営などの準備をすべて自分たちで行います。


 


露店も設置され、お祭りのような雰囲気です。

 


ホットドックやハンバーガーのいい匂いに誘われて、多くの人が集まってきます。


 

こうやってどんどん野球がイギリスに広まっていくことをデイビットは夢見ているはずです。

 


僕は3番ピッチャーで出場します。

いよいよ試合開始!!


 

序盤は緊張もあってエラーが目立ち、12と相手にリードを許します。

 


Shake it off !」切り替えろとデイビットの声が響きます。

するとその後打線に火がついて52

 

 

その後も着実に点を重ね72112とリードを広げます。


 

僕のピッチングも周りの雰囲気に押されて、なんとなくいい感じです。


 

結局終わってみれば1427回コールドという大勝。

10点差以上は7回で終了という特別ルール)

 

3時間以上もの時間をかけてHarrogateまでやってきた格上のチームを打ち負かしました。

なんだか少しかわいそうな気もするけど・・・

 

僕自身も711奪三振完投、2点タイムリーヒットに全打席出塁という最後にふさわしい成績が残せました。


 

タイガースのメンバーたちは一つ一つのプレーに対してみなが心から祝福したり、フォローをしていて、日本でやっていた野球より、野球そのものの楽しさ、チームで戦う事のおもしろさを感じることができました。

 


これが彼らと野球をするのが最後だと思うと本当に言葉にならないくらいさみしくて、みんなにお別れのあいさつをしてグラウンドを後にする時は、何とも言えない感謝の気持ちと惜しみの気持ちが交錯していました。

 

今までのイギリス滞在のなかで、最も心から楽しむことができた時間でした。

 

ガンバレTigers、ガンバレDavid.

 


このブログを読んでくれた方たちの中から、Tigersを支える次の日本人プレイヤーがでてくれることを願っています。

 追記:こちらのホームページから結果や成績等がご覧になれます。
Masa Koshien Stats