ヨークシャーの概要は、前回の投稿を参照ください。
ハロゲートの中心部から会場まではバスターミナルから専用のシャトルバスが十数分おきに出ていて、10分ほどで会場に到着します。
車で向かうこともできますが、道路は大変混雑するのでお勧めできないです。
バスの中で入場料を払うことができます。(£24)
会場に到着しました。
会場には数か所のエントランスがあり、入退場時の混雑を避けるための工夫がされています。
どうやらこの白衣がイベントスタッフのユニフォームのようです。
会場に入ると、午前10時にもかかわらず多くの人。
まずは、ニワトリの展示会場へ向かいます。
この会場には多種多様なニワトリがいて、その形や美しさが審査されて、ランク付けされます。
中は人にあふれていてニワトリの写真は撮り逃したのですが、この会場では、初日にウサギ、2日目にハト、3日目にニワトリのコンテストが行われました。
日本人にはあまりなじみのないコンテストです(笑)
ニワトリ会場を後にして、次は馬の蹄を公開で作っている会場へ向かいました。
お年を召した職人たちがたくさんいるかと思いきや、タンクトップの筋肉自慢の青年たちがたくさん働いていて、とても迫力がありました!
次は、羊のコンテスト会場へ向かいます。
一口に羊といっても、イギリスの羊は日本のラーメンのように場所によってたくさんの種類があります!
白いの、黒いのなど本当に多種多様です!
私のお気に入りはこの種類。ラテン系羊と私は呼びます(笑)
羊たちは一匹一匹丁寧に審査されます!
審査員たちも真剣です。何百匹もの羊を審査するのも大変な作業です。
そして、チャンピオンに選ばれたのが彼ら!
他の羊との違いはよくわかりませんが、何かオーラを放っています!(笑)
羊たちは、それぞれ独特の鳴き声を持っていて、低い声からキンキン声まで様々な鳴き声を楽しめます。
羊の奥深さを感じた後は、イーグルショーを見に行きました!
多くの人が、ショーを見守ります。
正直なところ、動物園や水族館のショーになれた日本人の私にとって、
このショーはクオリティー的に少し退屈でしたが、イギリス人たちはとても楽しんでいました。
そろそろお腹がすいてきたので、フードエリアでご飯を食べます!
今回はパンにローストポークを挟んだ、Hog Roastにトライしました。
イギリスでは、イベントに欠かせない食べ物だそうです。
玉ねぎと豚肉を挟んで、自分好みのソースでいただきます。
味はまあまあイケるといった感じでした!
お腹を満たした後は、ビールを買って芝生の上でのんびりタイム。
もちろん地ビールのBlack sheepを。
イギリス人は本当に芝生でまったりが好きです。お尻が汚れるとか気にしません(笑)
長めの休憩を終えて、次は豚を見に行きます!
豚たちはおねむのようです・・・
それでも人々は豚たちを興味深そうに眺めます!
豚たちの審査ももちろん行われます!
豚たちに満足したら、ヤギのコーナーを楽しみ、
牛の会場へ向かいます!
牛舎の中は、独特のにおいを放っていましたが、ここまで来たら誰もそんなことは気にしません。
やはり牛には迫力があります!!
その後、馬のゾーンを横切りながら、
メインスタジアムの熱気を感じに行きました。
このメインスタジアムでは、馬術をはじめ様々な競技が行われていました。
ヨークシャーショーは、農業関係の企業にとって大チャンス。
多くの企業が所狭しとブースを持ち、工夫を凝らした展示を行っています!
その中で日本企業もがんばっていました!
これらのブースでは一人も日本人の社員は見かけませんでしたが、日本企業は世界的にも大きな力を持っているということを実感しました。
さてイベントも最後に近づいたところで、食のコーナーに向かいました。
時間の関係で多くを見ることはできませんでしたが、日本で見たことがないものがたくさんあり、とても興味深かったです!
中でもイチゴとジンやウォッカを混ぜたリキューアの味は、かなり驚きでした!
ジャズライブや衣類市場、ワインテイスティングにファッションショーまで、楽しみかたは無限大です。
とても一日では楽しみつくせませんでした・・・
しかし、この日一日で、ヨークシャーショーがこれだけ多くの人を魅了し続ける理由がわかったような気がします!
ヨークシャーショーは決してお年寄り向けの物産展のようなものではありません。
全世代の人々がそれぞれのスタイルでイベントを楽しむことができます。
農業をテーマにしつつ、若者たちの心も魅了する、そんなイベントを人生で初めて体験しました。
そして普段何気なく生活しているうえではあまり感じることのない家畜たちを身近に見ることができ、普段食べているビーフやポークが牛や豚という命からできているのだということを実感できます。
イベントそのものの経済的な利益も相当なものです。
どうやらこの国の「農業」というのは、なにか少し時代遅れなものではなく、都会の商業主義に並び立つ一つの大きなビジネスモデルとして、また田舎の生活を好む人々のライフスタイルとしてその地位を確立していると私は感じました。
イギリスの農業に、勢いを感じました。
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